日本一周80日目
こんばんは、あっきゅです。
今回は岐阜のおばさんの家を出発し、富山県の道の駅「細入」まで進んだ時のことを紹介します。
まずは出発前にバイクの装備を変更します。
これから更にペースを上げて行くので、炭火グリルやキャンプ用テーブル等の、個人的に「快適装備」に入る備品達は、今までリアシートに積んでいた「キャンピングシートバック2」に押し込み長崎に送り返します。
まぁ、それでもこの有様になる訳ですが、取り回しは格段に軽くなりました。
やはりこのくらい軽くないと乗ってて楽しくないですねw
これでも300キロ近い車重はありますが、小走りしながら取り回し出来るくらいの重さにはなりました。
因みにこれは、名道50選「千里浜なぎさドライブウェイ」に向けた準備でもあります。
さて、今日は国道41号線を北上していきますが、まずは凸してくれる人がいる道の駅「白川」へ寄って行きます。
途中、石碑があったので寄ってみました。
愛知県に住んでいた時、この石碑の前を通る度に気にはなっていたんですが、今日ようやくその正体を知ることが出来ました。
どうやらこの石碑は慰霊碑として建てられたものだそうで。
悲惨なバス事故が起こった出来事もここに記してありました。
この国道41号線で大きなバス事故があった事は耳にした事はあったのですが、その現場がここだったとは知りませんでした。
無知を詫びつつ慰霊の気持ちで石碑に祈り、この場を後にしました。
道の駅「白川」に到着すると、凸してくれる方が待ってくれていました。
VFR800Xに乗っている「チモシー」君。
久しぶりに会いましたが変わらず元気そうでなにより。
実は彼とは、勤めていた会社の先輩後輩の関係で、職場の最近の話などを聞きましたが、会社のみんなはチモシー君含め相変わらず苦しんでいるそうで。
傍から見る立場になると、とんでもない所で働いてたんだなと思う訳で。
チモシー君の話を聞いているだけでも職場でのストレスが蘇るようでした。
チモシー君、頑張って生きてくれ…!
さて、チモシー君に見送ってもらった後はそのまま高山へ。
今回は「市営空町駐車場」を利用させてもらいました。
駐輪料金はなんと無料。
ありがたやありがたや。
ちなみに駐輪場の奥に見える建物は、TVアニメ「氷菓」の聖地だそうです。
私は本編を見ていないのでなんとも。
お好きな方はじっくり見て回るのも良いでしょうね。
この日高山に着いたのは夕方の5時頃でした。
出発前におばさんから「良いものでも食べなさい」とお小遣いを頂いたので、散策もそこそこに高山でご飯を食べようと思います。
目指すは高山マイスターのかじたさんが昨日ツイートしてたラーメン屋さん。
いいヴィジュアルのラーメンだったので是非とも、と思いましたが…。
うん?
うん…。
この一部始終をツイートすると、高山マイスターさんに別のお店を教えていただいたのでそちらに行ってみることにしました。
紹介してもらったのは「萬代角店」さん。
かじたさんに言われるままホイホイ行ってみましたが、私的には お 高 い お 店 でした。
しかし、食べ◯グより信頼性のあるかじたさんからの情報ですし、おばさんにもお小遣いを頂き、懐は幾分か潤っている状態でもあったので、ここは意を決して入店→注文。
「飛騨牛ほうば味噌定食」お値段2310円。
久慈の道の駅で食べた琥珀丼以来の一品2000円オーバー食品。
そして旅の最中、自腹で食べた高価な食事ランキング堂々の一位です。
果たしてそのお味は…。
朴葉の上に置かれたネギ、味噌、そして飛騨牛へはセルフで火を通していきます。
BGMのかかっていない静かな店内で年季の入った振り子時計の音のみを聞きながら、肉と味噌の焼ける音と匂いを感じつつ、自分好みの食べ頃になるまで小鉢などつつきながらその時を待ちます。
この、どこか懐かしさのある店内は、この時私一人だけの擬似的な貸切状態でした。
他人の存在や音を気にせずご飯を食べられるシチュエーションは、私にとっては最も美味しくご飯を食べられる最高のものでした。
さて、そろそろお肉もいい具合になってきました。
改めまして、いただきます!
ほうばの上で、香ばしさがプラスされた味噌は、脂の乗った飛騨牛やネギに独特の味付けをしていきます。
これは味噌好きならば絶対に不味いと思うわけがなく、味噌の絡んだ、例えばネギだけでもどんどんご飯が進んでいきます。
おかわり自由のご飯はもちろん一度よそい直してもらい、思う存分このメニューを堪能しました。
あっという間の食事に感じましたが、とても美味かったです。
おばさんとかじたさんに感謝を。
駐輪場に戻る頃には真っ暗な時間になっていました。
明日は能登半島を回るつもりなので、今日はまだここから更に北上していきます。
深夜の国道41号線再び。
この道を楽しみながら富山県入りし、「細入」の道の駅へ到着しました。
欲を言うと今日は氷見まで行きたいところでしたが、気温や日の出時間などを考えると、ここで夜を明かした方がいいと言う結論に。
それにここは車中泊の方が少なからず利用されている事も知っていたので「野宿と言えどいきなり追い出される事は無いだろう」と思ったのがここに留まった理由の一つです。
寝転がるには丁度良いベンチを見つけたので今晩はここで寝る事に。
ですが富山の山奥は、冷たい空気を容赦無く私にけしかけてきます。
もちろん寒さは辛かったですが、いい加減この気温にも慣れたのかしっかり寝る事が出来、北陸の冷たい夜は明けていきます。
では。